睡眠ドクター「エンタク先生」こと遠藤拓郎先生からのからのアドバイス 寝かしつけずに寝入らせるには? 詳しくはこちら

ステップ1 おむつさらさら

朝までぐっすり眠れるように、寝る前にはおむつをチェック。
寝る前のおむつ替えは、1日の終わりの大切なコミュニケーション。
赤ちゃんにとっては、「これから寝るんだな」というお休みの合図にもなりますよ。

夜のおむつの選び方

一晩中おしりさらさらなおむつを選びましょう!
パンパース赤ちゃん研究所の調査で、赤ちゃんは夜眠っている間、おしっこをする5分前頃から動きが活発になって目を覚ましやすい状態であることがわかりました。そのときお尻が濡れて不快な感じがあると、赤ちゃんが本格的に目を覚ましてしまう可能性があります。
おむつ選びのポイント。1.おしっこを素早く吸収し、いつもおしりをさらさら快適に保てるおむつ。2.一晩中の大量のおしっこをしっかり吸収できるおむつ。

お休み前のおむつ替えポイント

テープは“しっかり”締めてあげて
眠る前の赤ちゃんは、満腹状態。けれど、寝ている間におなかはだんだん元通りに。すると、おなかにすき間ができておしっこが漏れやすくなります。これは赤ちゃんが不快に感じるだけでなく、夜中のおむつ替えが、せっかくの「ゴールデンスリープ」を邪魔することになります。おなか周りに伸縮性があり、やさしくフィットするおむつで、テープをきっちり締めましょう。
やさしく声をかけながらスキンシップ
体が冷えていると眠りにつきづらくなります。おむつ替えのときに自然にふれる脚やおなか。そっとさすってあげればリラックス効果も。「ねんねの前に替えようね」など、やさしく声をかけながら、お休み前のスキンシップを楽しみましょう。

睡眠ドクター エンタク(遠藤拓郎)先生より

よりよい眠りのためには、就寝時に吸収力の高いおむつや吸水性の高い肌着や布団を使うことが効果的です。濡れたおむつや肌着が肌に触れていて汗をかきにくくなる と、寝つきも悪くなります。赤ちゃんは高い体温が下がる時に眠りに落ちやすくなるため、上手に汗を蒸発させてあげることが大切です。
また、睡眠時におむつが湿っていると、体が冷えて体温調節がうまくいかず睡眠が悪くなってしまいます。睡眠前に吸収力の高いおむつに替 えたり、清潔でよく乾燥した衣類や寝具を使いましょう。

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ステップ2 やさしくタッチ!

お休み前には、緊張や興奮を緩め、リラックスできるタッチがおすすめ。ふれあいながら、
お互いの体温を感じましょう。大好きなおうちのかたのやさしいタッチで、親子のきずなも深まっていきます。

まずは親子で気持ちの準備をしましょう!

  • いきなりタッチを始めると驚いたり嫌がったりすることもあるので、赤ちゃんの胸にそっと手を置いて視線を合わせ、「タッチしようか〜?」など、声をかけながら、ふれてみましょう。
    OKのサインは泣いたりぐずったりしていない/機嫌がいい/ふれても抵抗しない などです。

  • 赤ちゃんがタッチを嫌がっているときは、赤ちゃんを抱いて背中をトントンたたいたり、ふれながら「大丈夫よ」「どうしたのかな」など優しく声をかけたりして、気持ちを落ち着かせてあげましょう。
    軽く抱き締め、おうちのかたの心音を聞かせてあげると安心することも。

お気に入りのタッチを見つけて安心&リラックス

楽しくスキンシップを!! おむつ替え時のタッチ

  • おなかをゆっくり時計回り
    おむつがえをするときは、おむつをつける前におなかにそっと手を置いて、時計回りの円を描くようにゆっくりなでる。
  • 腕、脚、背中も優しくタッチ
    腕や脚、背中など、赤ちゃんが気持ちよさそうな表情を見せるところをゆっくりなでて。
    ときどき動きを止め、手を当てた部分を温めるようにしても。

布団の中でできる ねんね前のタッチ

手足を包んで温める
強すぎる刺激にならないように、赤ちゃんの小さな手や足をおうちのかたの手でそっと包み込み、ゆっくりと温めてあげて。
こぶしを握って力が入っているときや、足の裏が冷たいときには特におすすめ。
足の甲をマッサージ
足の甲を指の付け根に向かってフーッと力を抜いてあげるような気持ちで優しくなでる。
  • 赤ちゃんの皮膚に発疹や傷などがある、アトピーの症状が強い、おうちのかたの手に傷などがあるときはマッサージは控えましょう。
  • 手洗いをした清潔な手で、化粧水やクリームなどはつけずに行いましょう。玉ねぎやにんにくなどのにおいが強く残っていないかにも注意しましょう。

タッチ医療監修:二瓶健次先生

お休み前は「やさしく、そーっと」ふれるのが基本。赤ちゃんによって、ふれられて気持ちいい場所や喜ぶ力加減は違います。赤ちゃんの表情を見ながらいろいろ試して、好みのタッチを探してみて。

タッチ考案 佐川久美子さんより おうちのかたとのタッチは心もふれあうコミュニケーション

おうちのかたがタッチしなくちゃ、寝かせなくちゃと思っていると、赤ちゃんもリラックスできませんよね。
ですから、赤ちゃんの気持ちを大切に、反応を見ながら一緒にコミュニケーションを楽しむ気持ちでタッチしてみてください。
「今日は○○できたね」「こんなことして楽しかったね」など、一日を振り返るような語りかけとともに、心と体両方でのふれあいを楽しんでください。
まだ言葉が理解できなくても、おうちのかたの気持ちは伝わりますよ。

佐川久美子さん
国際インファントマッサージ協会公認インストラクター。赤ちゃんとお母さんのコミュニケーションを深めるインファントマッサージ教室「はぐくみing」主宰。2男1女の母。

睡眠ドクター エンタク(遠藤拓郎)先生より

眠いときに手足が熱くなるのは、体温を下げるために熱を外に逃がしているから。
手でふれたとき、赤ちゃんの手足が温まっていれば眠りの準備はOKです。
冷たいときは温めてあげ、汗をかいていたらふいてあげましょう。

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ステップ3 こもりうた

一定のリズムでのタッチは安心感につながります。
ゆったりしたリズムのこもりうたにのせればタッチが自然と規則的になり、
大好きなおうちのかたの声も聞こえて心地よさがアップ。

こもりうたに合わせてやさしくタッチ!

赤ちゃんの呼吸に合わせたテンポで歌いながらふれて。
ニコッと笑顔で安心させ、体にたまった緊張をほぐしてあげましょう。

タッチ考案:佐川久美子さん
タッチ医療監修:二瓶健次先生

タッチのヒント1 お顔にやさしく

  • ねんねん ねむにゃむ おやすみ
    まゆの上を指の腹でなぞるように
    目頭から目じりに力を入れずにゆっくりと
  • いいこ いいこ また あした
    ほっぺを優しくぐるぐるなでて、
    お顔もリラックス
  • ねんねん ねむにゃむ おやすみ
    耳の下から首へ優しくなでて
    手のひらでそっと包む
ポイント 顔をさわられるのに抵抗を感じるお子さんもいるので、嫌がるときはやめましょう。
  • 赤ちゃんの皮膚に発疹や傷などがある、アトピーの症状が強い、おうちのかたの手に傷などがあるときはマッサージは控えましょう。
  • 手洗いをした清潔な手で、化粧水やクリームなどはつけずに行いましょう。玉ねぎやにんにくなどのにおいが強く残っていないかにも注意しましょう。

タッチのヒント2 お気に入りの部位をタッチ

こもりうたに合わせて赤ちゃんの好きなマッサージをしてあげて。赤ちゃんの様子をよく見て、体の力が抜けてきて「そろそろ眠りそうだな……」と思ったら、ふれる指の力を次第に弱め、声も徐々に小さくしてみて。パッと終わらせるより、スムーズに眠りやすくなります。

睡眠ドクター エンタク(遠藤拓郎)先生より

赤ちゃんの気持ちが高ぶってコントロールできなくなってしまったときも、やさしい音楽が聞こえると、意識が外に向いて、興奮がしずまりやすくなります。おうちのかたが、おだやかな気持ちで歌い続けることで赤ちゃんの気持ちも落ち着いていきますよ。

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睡眠専門医 遠藤拓郎先生より より眠りは快適な睡眠環境づくりから

乳幼児も大人も、夜間にきちんと睡眠をとると朝から元気に動くことができます。特に、乳児期の睡眠は成長にとって非常に重要な意味を持ちます。小さい頃は、睡眠 中に脳や身体が発達するため、早い時期からきちんとした睡眠をとらせてあげることで、子どもの脳や身体の発達も促進されると考えられます。
ですから、乳幼児期から正しい睡眠リズムを形成してあげ、ぐっすり眠る習慣をつくることが非常に重要となります。おうちのかたが「寝かしつけ」を実施し、睡眠習 慣をつけてあげることが大切です。
また、ぐっすり眠るためには、温度や湿度、音の工夫は効果的。それに加えて重要なのが光です。強い光は入眠に必要なメラトニンの分泌を抑制し、体内時計にも影響を及ぼします。眠るときはもちろん、布団に入るまでの時間も強い光を避けるようにしましょう。夜の明かりの理想は間接照明です。照明器具を替えるのは難しくても、できるだけ暖色系のやわらかい色の照明を選ぶことで、スムーズに眠りへの体の準備ができます。また、朝はしっかりと太陽の光を浴びて目を覚まし、一日のリズムをつくっていきましょう。

遠藤拓郎先生

スリープクリニック調布院長。医学博士。睡眠医療認定医、精神保健指定医。祖父、父、息子の三代で80年以上睡眠研究を続け、最新の調査結果や多くの臨床経験から理想的な睡眠環境の提案を行っている。また、長男の入園までの子育てを自身が担当していた経験をもち、実体験もふまえた実践的なアドバイスを含め、乳幼児期からの睡眠管理の重要性について提言している。