春からスタート!整理整頓&お手伝い

2013年4月8日更新

春は新しいことを始めるのに、ぴったりの季節。
ひとつお兄さん・お姉さんになったお子さまのために、整理整頓とお手伝いの習慣づけを始めませんか?

子どもができる整理整頓

物が帰る場所を決めよう

お子さまがお片付けできるようになるために、まずは片付けやすい環境づくりからスタート!

どんな物にも帰る場所を

お子さまがお片付けするためには、使った物を戻す場所が必要です。
おうちのかたがお子さまに片付けてほしいと思う物すべてに、帰る場所をつくりましょう。
帰るまでの過程をできるだけシンプルにするのが成功のコツ!

1か所にかためる

例えば、園バッグや帽子を片付ける場所がバラバラだと、片付けの難易度が上がってしまいます。
玄関にお子さま専用のフックを付ければ、靴を脱ぐ→帽子をかける→園バッグをかける、と一連の動きで片付けられます。

簡単収納が長続きの秘訣

しまいにくい収納だと、大人でも片付けが面倒になり、つい出しっぱなしにしてしまいます。
子どもはなおさら。
大きなかごを用意して、おもちゃをそこに入れれば「お片付け終了!」といった具合に、簡単であればあるほどグッド。

お子さまがわかる目印を

引き出しに収納する場合は、シールなどを貼っておくと、しまう場所がお子さまによくわかります。
おもちゃの種類ごとに引き出しを分けるのは、難易度が高いので、お子さまの成長に合わせて少しずつ分けるのがオススメ。

具体的な言葉をかける

環境を整えても、残念ながら一発で片付けをするようにはなりません。
やっぱりおうちのかたの声かけが大切。
「片付けなさーい」ではなく、「園バッグは玄関のフックにかけてね」「ミニカーはおもちゃカゴに入れようね」と具体的に。

お手伝いの習慣づけ

楽しさをセットにして

楽しみながらお手伝いすることで、自立心や自尊心、生活の術(すべ)を身につけていきます。

おうちのかたと一緒が楽しい

ひとりでお手伝いができるようになっても、お子さまに任せっぱなしにしないで、おうちのかたと一緒に!
ひとりでやっていてもつまらないので、途中でやめてしまいます。

ナチュラル洗剤でお手伝い

掃除のお手伝いをさせるときは、口に入っても害のない、重曹、セスキ炭酸ソーダ、クエン酸を使うと安心。
ドラッグストアやインターネットでも手軽に購入できます。

●重曹
重曹はアルカリ性なので、油汚れ、鍋の焦げつき、排水口の汚れなど、酸性の汚れを落とすのが得意。
お子さまのお手伝いには、床掃除や浴室の湯あか取りがオススメ。

★無塗装の木材やい草、ジュートに使うと、黄ばんだりシミになったりすることがあります。アルミ製品に使うと黒く変色します。

●セスキ炭酸ソーダ
重曹よりもアルカリ性が強いので、汚れを落とす力も強い。
重曹よりも水に溶けやすいのも特徴。

★重曹と同様。

●クエン酸
クエン酸は酸性なので、キッチンや洗面所の水あか、トイレの黄ばみなど、アルカリ性の汚れを落とすのが得意。
お子さまのお手伝いには、クエン酸水を使って窓ガラス掃除がオススメ。

★塩素系の洗剤と混ぜると有毒ガスを発生します。鉄や大理石に使うと錆びたし変色したりします。

オススメのお手伝い

簡単なものからスタート!
最初から上手にできる子どもはいないので、おうちのかたに余裕があるときに始めるのがオススメです。

●掃除系
・ゴミを出す日、部屋からくずカゴを集める。
・おうちのかたが掃除機をかけるとき、邪魔な物をどかす。
・床を拭く、粘着テープ式クリーナーでカーペットのゴミを取る。
・窓ガラスをみがく。
・干す物をおうちのかたに渡す。
・乾いた靴下の左右を探す。
・タオルなど簡単な物をたたむ。たたんだ物をしまう。

●食事・料理系
・野菜を洗う。
・プチトマトをのせるなど、簡単な盛り付け。
・テーブルを拭く。
・箸を並べる。配膳する。
・食器を下げる。


お子さまに、分かりやすく具体的なやり方を示したり、できたことに対してほめ言葉を含めて声かけをしてあげると、お子さまのやる気もアップ。

●掃除のときの声かけ例
「わあ、◯◯ちゃんが拭いたところ、こんなにピカピカだよ。」
「タオルの角と角を合わせてね。」「パパの引き出しまで運んで、中に入れてね。引き出しまでレッツ・ゴー!」

●食事・料理のときの声かけ例
「◯◯ちゃんが運んでくれるから、片付けが早く終わって助かるわー。」
「お箸係さん、お箸を並べてくださーい。誰のお箸かわかるかな?」

子どものやる気を伸ばす!

おうちのかたの声かけでやる気アップ

お片付けにしても、お手伝いにしても、お子さまのやる気をアップさせるにはおうちのかたの声かけが大切!

できていることを認める

お子さまが絵本を片付けていたら、「あ、絵本片付けてるね」など、できていることを言葉にするのがオススメ。
子どもはできないことを注意されるよりも、認められることでやる気が出てきます。
できないときは、「どうしてやらないの?」ではなく、「絵本を本棚に入れようね」と具体的に。

お子さまにも「ありがとう」

ちょっとしたお手伝いでも、お子さまに「ありがとう」と言うと、うれしそうな笑顔や照れたような表情を見せます。
自分のしたことを相手から喜んでもらえるのは、とてもうれしいこと。
家族の一員である自覚や、自尊心も育みます。

達成感を抱ける工夫

お手伝いやお片付けをしたら、カレンダーにシールを貼るようにすると、シールを貼りたいというモチベーションから、がぜんやる気に!
きっかけはシールでも、それが習慣につながればOK。
カレンダーに貼られたシールを見て、達成感もうまれます。

ちょこっとインフォ

入園後の子どものストレスサインは…?

詳しくはこちら

 一覧に戻る